築50年以上の民家を古民家といいます。今回は築80年の古民家の2階を子供部屋にリフォーム。立派な大きな梁もありましたがアレルギーもお持ちなので全て隠したいのと、収納スペースを多くとりたいとのご要望でした。
子供部屋予定のスペースに立派な梁が。この梁は移動できないので、仕切りとして上手に使っていこうと思います。
写真の床から1/3くらいの高さにある梁は、棚板の下地として利用することに。途中に梁があるからといって奥のスペースを捨てることなく、目いっぱいの大きさのお部屋にしようと思います。
工事前、階段は取り外し式の階段でした。
今の床の上に根太と呼ばれる木を削りながら敷いていき、床の水平を出します。床全体が水平になればこの上に構造用合板を貼り、さらにその上にフローリングを貼っていきます。
天井と壁に断熱材を敷き詰めていきます。お部屋の天井の高さも梁のすぐ下でとり、できるだけ高い天井にします。
床:構造用合板を貼り、その上にフローリングを貼っています。壁には強度を持たせるため、この壁の下地に構造用合板を貼り、さらにその上に石膏ボードを貼ります。構造用合板の上に直接クロスを貼ると、歳月とともに木のあくが出てくることもあるのでクロスは石膏ボードの上に貼っていきます。
瓦の一部分にガラスの瓦が明りとりに使われていました。せっかくの太陽の明かりなので、天井の一部をポリカにしてお部屋にも明かりを取り入れます。
お子様が選ばれた黄色い天井の中に、ポリカ材で作った明り取りが。日中電気をつけなくても十分明るい(^^)
写真の左上、階段の壁に屋根裏の点検ができるように点検口をつけました。今から点検口の建具の取り付けをして完成です。
写真中央の下には建具職人が造った、オーダーメイドの収納がつきます。お客様お一人おひとりの使い方にあった収納もご提案いたします。
外の壁をさわることなく、内付けのペアガラスサッシで。外観はリフォーム前と変わりません。
階段の正面のスペースにはニッチ(飾り棚)を。
ウォークインクローゼット。可動棚にハンガーパイプ。ハンガーパイプは2段に組み、ハンガーパイプの上のスペースには棚を。
階段の完成。手すりもついて上り下りが楽に。階段下、奥のちょっとしたスペースには掃除機置き場に利用されるそうです。
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